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それぞれの人生の中で

あれからいくつもの日々
長いようで短いようで
苦しみの基準は違ったけど
将来と君との矛盾に苦しんだ
時の流れ 君との矛盾
一人孤独に苦しんだ夜
君を想い一人過ごした夜
いつかはきっとそう夢みて
君は俺がいなきゃだめなのに
俺は君がいなきゃだめなのに
君と僕との距離を感じては
どこかあの日に戻りたい気もした
このままの姿で過去に戻りたい
そう感じては時の流れに
一人取り残された気もした
あの春の日
咲き誇る桜を見るよりも
どこかにいる君だけを探してた
あの夏の日
君に告白する前の夏
君とまた会えると信じて
祭り無視して君を探してた
あの秋の日
あきらめかけた心のままに
どこかにいる君を探しては
割り切る心持てずにいた
あの冬の日
厳しい寒さに耐えながら
心の冷えも増したまま
クリスマスや正月には
君と一緒にいれる気がしていた
今年の春には
抑えきれない心抱えたまま
春風が吹く中で
君を探しに旅に出た
無駄かもしれない
どこかでそう思ってた
けれど長すぎた日々にとまどい
この大きな空を
君と眺めていたかったから
あの長かった日々を
君と過ごして上書きしたかったから
そう想って一人で過ごしていた
ああ 今年の夏には
再び君に会えたね
あまりに突然の再会に
とまどいながらも
よろこびであふれていた
そして君に話しかけたね
会えない時間は長すぎたけど
君と話せてよかった
そして君に伝えたね
僕の想いを
どれくらい伝わったかわからない
その一言で伝えられるものでもない
君にはきちんと伝わったかな
多分伝わったと思う
君の「ありがとう」には
会えない日々を埋めてくような
優しさを感じた
そしてさらに好きになった
あのときよりもずっと
ありがとう