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まじめだった学生の話

かつて俺は人の命令に従っていた
ルールという幻想を常に第一にして生きてきた
それをして生きてきて得たものは結局
非難の言葉と暴力だけだった
だから今はもう誰の命令も聞く気はなくなった
世の中のすべてのルールがでたらめに思えてきた
かつての片想いの人のことをたまに考える日もあったけど
その想いももはや憎しみに変わり
恋というものもする気はもはやなくなった
そして今は
かつて暴力を浴びせ罵声を浴びせた奴らを憎むことだけを
ただ一つの信条にして生きている