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「バイトテロ」における責任と、バイト店員・雇用者の関係性について

 アルバイトとして働いている店員が、店の商品を使用してSNS上に悪ふざけ投稿をする「バイトテロ」がしばしば行われている。この「バイトテロ」が行われるたびに、ネット上では、それを行った店員に対する非難の声が溢れかえっているようである。

 しかし、「バイトテロ」を行った店員が必ずしも悪いと言えるのだろうか。バイト店員と雇用者の人間関係が上手くいっていないからこそ、こうした事件が起こるわけである。雇用者側がバイト店員の働きやすい環境を整えることを怠っていることこそ、責められて然るべきではないだろうか。

 バイト店員は決して権力者ではない。雇用者側がクビにする決定権を持っている。そうした関係性にありながら、雇用者側だけは不利益を被らないのが当然であるというのは傲慢である。「バイトテロ」が起こるのは、雇用者側の自己責任であると言えよう。

 雇用者側が、役に立たなければクビにすればいいのだから、バイト店員を酷使しても構わないという態度を捨てることになれば、バイト店員の疎外された労働が少しでも楽になるだろう。そうした状況を実現する上で「バイトテロ」は、雇用者側に牽制する役割を担っているのではないだろうか。