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「子育て」という「マッチポンプ」

 「問題や騒動を自分でつくり出しながら、巧妙に立ち回って解決し、利益や賞賛を得ようとする行為」は「マッチで自ら火事を起こし、それを自らポンプで消す」様子に喩えられ、「マッチポンプ」などと呼ばれている。
 「子育て」もまた「マッチポンプ」であると言えよう。子供は望むか望まないかに関わらず、選択の余地なく親に誕生させられる。別に親に頼んで誕生させてもらったわけではない。子供を誕生させないこともできたにも関わらず、親が身勝手な理由で誕生させただけである。にも関わらず親は「育ててあげた」のだから「親孝行」をして欲しいなどと言ったりする。
 つまりこの場合、親は自分で「子供を誕生させた」ことによって子供の衣食住や教育の問題をつくり出したにも関わらず、「育ててあげた」と言って、それらの問題が解決したとして「親孝行」という利益を得ようとしているのである。これはまさしく「マッチポンプ」であろう。