先入観を抱き、女性嫌いを続ける男達
過去に出会った女性のイメージが離れず、そうした先入観から、女性が嫌いになったという人がいる。例えば、悪い母親に育てられたり、性格の合わない姉や妹がいたり、恋人に裏切られたりした結果として、女性が嫌いになったという人などがそうである。しかし、当然のことながら、全ての女性がそうした人達なのではない。同姓つまり男性でも仲が良い人と悪い人がいるのと同様に、嫌いな女性がいるのも当然のことである。
女性に理想を抱き、失望した男達
女性に理想を抱きすぎていたがゆえに、実際の女性と付き合ってみた際に幻滅したという場合もあるかもしれない。しかし、自分が想像していたような、理想的な女性はどこかにいるかもしれないし、女性に対して高い理想を抱きすぎているのかもしれない。
女性が好きであるにも関わらず嘘を吐く男達
女性に相手にされずに女嫌いと称する男達
全く女性に相手にされない男が女嫌いを表明するケースはよくある。彼らは言葉の上では女嫌いということにしているが、実際にその通りであるとは信じがたい。単に、女性に相手にされないのではなく、自らが女嫌いなのだとして、自らのプライドを守っているとしか思えないからである。こうした人達はよく、女嫌いでありながらも、アダルトビデオを観て自慰行為をしたり、アニメ(二次元)の女性キャラクターに熱中したりしている。中には、そのキャラクターの声優つまり実際の女性のことを好きな人もいるだろう。これは言動と矛盾した行動である。おそらく彼らは、性格も容姿も好みの女性から告白されたとすれば、喜んで付き合うだろう。
女性の精神性は嫌いだが、身体は好きだという男達
上述した、女性に相手にされずに女嫌いと称する男達に多いのが、女性が嫌いだと言いながらも、女性の身体は好きな男達である。それはつまり、女性の精神性は嫌いであるが、女性の身体は好きだというわけである。彼らは例えば、女性は感情的であるとか、嫉妬深いとか、嘘つきであるなどと言った思い込みをしているようである。確かにそういう女性もいるかもしれない。しかし、女性であることからそれらが導かれるわけではない。現にそうでない女性もいるし、男性にもそうした精神性の人はいるはずである。彼らは自らが出会った数少ない女性だけを見て、女性は全員そうした具合であると決めつけているだけである。また、彼らは女性の精神性が嫌いだというわけだが、つまりは彼らにとって都合の良い精神性の女性であれば、その女性のことを好きになるということにもなる。女嫌いだというのであれば、女の身体も嫌いだというのならば、一貫した姿勢であるとも考えられる。しかし、女の身体は好きだというのだから、彼らは全くもって一貫性がない。都合良く女性の美しさだけを利用しようとしているようにしか思われないのである。
*よく女嫌いの人のことを「ミソジニスト」と呼んだりもするが、単に「ミソジニスト」という場合、自らの女性らしさを嫌う女の人のことであるとも解釈できる。そのため、今回はそうした表現をしないようにしている。