人間は復讐をしようと思うことがある
そしてそれが大きな気持ちであればあるほど
それのために生きようという気持ちが強くなる
そして多分
それが長い期間であればあるほど
強い理由であればあるほど
復讐しなければならない気持ちが自分を苦しめるのかもしれない
しかし、復讐してしまえばしてしまったときで、
その復讐という目的がすっかり抜け落ちたことにより
生きる意味を失うこともあるかもしれない
いや、むしろ、復讐をやめることができない、つまり
復讐しなければならないという、ただその歴史がその人の中で
続いていく
あるいは復讐のやり方が、大きいものであれば、
もはや罪悪感すら感じるときもあるかもしれない
そうやって、なぜか、復讐心にとりつかれたかのような
そうなることもある
それが人間なのだろう