主張の内容から勝手に推測して、相手がどのような人間であるかを先入観によって決めつけたり、人種・性別・国籍・思想・信条・外見・学歴・職業・収入・社会的地位・相手の置かれている状況などのように、議論には直接的に関係のない要素を(根拠にならない)根拠として、「そのような人の発言」だから「正しくない」「ただの僻みだ」「信用できない」などと言い、「レッテル貼り」や「人格批判」をして、相手の主張する「内容」については議論しようとしない人達がいる。
しかし、「ある人」が「ある主張」をしている場合に、「ある人」の信頼性や権威などによって「ある主張」の正誤が決まるわけではない。「ある主張」そのものを対象にする必要がある。
もし「ある人」の「ある主張」に何かしらの偏りがあるとすれば、その偏りを指摘すればいい。それを出来ずに「レッテル貼り」や「人格批判」をしても、それは「反論」になっていないのである。