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「田舎が恋しい」という発言について

 都会に上京したにも関わらず、「田舎が恋しい」などと言っている人達は、実に滑稽である。そんなに田舎が恋しいのであれば、初めから上京しなければいいわけであるし、何かを成し遂げるために仕方なく上京したという場合であっても、結局のところ、田舎に対する愛着が自らの目的よりも優先順位として下位に位置しているからこそ上京したわけである。たとえ仕事の都合で上京したという場合であっても、田舎で生きていくことを拒否しただけのことである。本当に田舎に愛着があるというのであれば、田舎で生きていく術を探せばいいだろう。

 こうした事情があるのだから、「田舎が恋しい」と言う人達のほとんどは、実際に田舎に戻らなければならないとなれば、相当なまでの苦痛を感じざるを得ないのではないだろうか。面倒な事は多いが、それでも田舎に戻るよりは都会にいた方が楽しいからこそ、あえて田舎に戻らないということではないのだろうか。「田舎が恋しい」という発言は、全くもって欺瞞的であるような気がしてならないのである。